もう１０年くらいは愛用しているというのに、よく考えたらなぜここで紹介しなかったんだろうと今あわてて書いています。それくらいまるでもう自分の皮膚のような存在の、我々夫婦のマストアイテム｢SUNSPELサンスペル｣のTシャツです。この衣服に出会った当初、Tシャツごときに¥5,000以上を支払うなんてとんでもない！という感覚で生きていたのですが、よくある説き伏せ文句｢騙されたと思って買ってみて｣という言葉に躍らされて購入した所「生涯のTシャツはもうこれで決まったな」とハッキリ思えたのを忘れもしません。もちろん実際はそんな訳なく、他社も偶に購入しますが圧倒的に他社レシオは低いです。「着心地が良い」という言葉はコレを着てから使ってくれ！と言える程の究極の着心地です。肌触りもよく、柔らかいのでインナーにもってこいですが、カジュアルすぎない感じにシャキッとしてるので一枚でキレイ目にも着用することができる万能なTシャツです。写真は歴代のタグです。一番上から古い順です。

特に古い方(上二つ)がタグにお金がかかっていた感が否めません。実はこの写真の一番下の白いシャツもなかなかレアで数年前に発売されたあの００７のダニエル・クレイグモデルです。男性用しかありませんが実際夫はコレがかなりのお気に入りのようです。病的なほど汗をかく夫のTシャツの保有数は、おそらく人の倍以上あると思しき数を所有していますが、ほとんどがSUNSPELです。その数の訳は、SUNSPELがかなり丈夫で、尚かつくたびれてきても、そのくたびれ方が良いのでどうしてもいつまでも所持し続けてしまうという愛着ぶりの現れなのであります。Sunspel社は1860年にイギリス・ノッティンガムで創業したアンダーウエア・メーカーで、創業から現在までハンドメイドを貫いているのだそうです。 世界で初めて世にボクサーパンツなるものを排出したのもこの会社なんだそうですよ。詳しくはメーカーHPで。ムーブメントの賜であるファッション業界の中で、こうやって何年にも渡って、自分のお気に入りをいつでも手に入れられるのはありがたいことです。何せ我が家で第二の皮膚ばりの扱いであるこのTシャツ。老人になってもおそらく我々の袖を通ってるはずです。