大野町の家をお借りして3度目の夏です。3度目にもなると、梅雨明けと共に楽しみなことがあります。どうやら我が家の正面の壁面は、蝉の羽化に適しているのか、蝉にとても人気のようで、今年は蝉の抜け殻がどのくらいあるだろうということ。この抜け殻、羽化の際にとても深く木に食い込んでいるようで、かなりの強風でも飛んでいかないのです。蝉の声と共に暑さが助長されているような気がして、これまではやかましいだけと思っていたけど、こういうのを楽しみにしだしてからなんだかいじらしく感じて来ました。この家に住んでこないだのヤモリのこととかでもそうですが、色んな昆虫に出くわすので、その度に興味がわいてそれぞれの生態をググってみたりしていると、虫は得意でなかった私が、なんかその虫の一生などを知るととても愛しく感じて来ました(まだ触れませんが)。これまでの夏に見た抜け殻や今年の抜け殻のコ達は、私たちがこの家に来る前から地中にいたと思うと敬意を示さずにはおれません。示したものはただその抜け殻を処分しないということです。しかしあまりの多さにご近所には「蝉の抜け殻ハウス」と言われているかもしれません。