和泉石材店

BLOG 「一言石句」

真実と現実

DATE 2013.05.23

130518.JPG写真はフェアトレードという仕組みの中で作られたオモチャです。フェアトレードとは、発展途上国の貧困や生活環境の改善を目的とした、先進国との適正な価格での貿易を意味します。ここではフェアトレードが良いとか悪いとかを論じる気はありません。実はこれを買うのと同時に、子供服も沢山買いました。その生産国はベトナム、中国、カンボジア、インド、インドネシアなどなど。同じような服が、お店によって600円の所もあれば、8000円の所もあります。600円の方は明らかに安過ぎ。フェアトレードの観点からすると、明らかに不当な賃金(先進国から見て)で労働させ、まともな環境保全もせず、薬品処理で短時間に製品化した成果と言えます。では8000円の方はどうでしょうか。そちらの服にも中国製のタグが。そもそも製品の縫製を中国でしていると記載されているだけで、どこで栽培された綿を使用し、どこで染色してるかは分かりません。では、私たちはどうしたら良いのでしょうか。私個人の考えは、600円も8000円もどちらが正解でも間違いでも無いと思います。今現在皆さんが着ている服の元になってる綿は何処で栽培され、誰が色を染め、どういう環境負荷を与えたか分からないはずです。そういう社会の構造を変えるのはもはや不可能なんです。大切なのは、今の私たちの生活は、全て様々な犠牲のもとに出来上がっているという事。そして、その犠牲を無駄にしない事。最も大切なのは、その犠牲に敬意と感謝を忘れない事だと思います。お洒落に着飾ってる人達のほとんどが、とてつもない犠牲の下に成り立ってる。そういう真実は常に頭に置いておくべきでしょう。だからお洒落をするなという訳でもありません。真実と現実、いつもこういう葛藤は持ち続けるべきだと思います。