和泉石材店

BLOG 「一言石句」

お墓参りその3

DATE 2016.09.26

awabi16091.JPG実はここからが本当の先祖供養。真珠養殖をしている叔母の家を訪ね、あれこれやと海産物を持ち込み、みんなで祖父母の思い出話をするのです。生粋の志摩人だった祖父母は、何かあると海産物を送ってくれました。今思えば相当な経済的負担だったに違いありません。自分の体の何割かは志摩の海産物で出来ていると言える程。自分が小学生の頃、必ず夏休みは志摩で過ごしていました。それはそれは強烈な思い出なのです。この歳(43歳)になって気が付いたのですが、ここまで印象深くなった要因の1つに、志摩の独特の自然環境があります。特にリアス式海岸と、点在する島々。波の無い時は外海、波のある時は内海へ。外海に少々波があっても、英虞湾の入り組んだ内海は比較的穏やか。天気さえ良ければ毎日のようにカニやら大アサリやらを採っていました。そんなユニークな自然環境に恵まれた鮑は格別。

awabi16092.JPGこの日は鮑に山盛りのバターを投入し、ステーキをこしらえました。ああ、これを祖父母に食べさせてあげたかった・・・。今更そんな事を思うのです。親孝行は生きているうちに。心底そう思います。墓前でいくら悔やんでも仕方ありません。とにかく生きている時に何が出来るか。そこが肝心。鮑に肝だけ食べて身を残す祖父。この日食べた鮑の味は、単に美味いとかそういうものでは無くて、本当の意味での先祖供養だったのです。志摩のご縁に感謝合掌。