星新一の不条理劇です。それがDVD-BOXで登場！ショート・ショートという新しいカテゴリーを生み出した星新一。短いストーリーに秘められたメッセージは、独自の切り口を持っています。どんな大作映画でも、どんな著名な映画監督の作品でも、この切り口が面白くないと駄目ですね。個人的な好みでいうと、映像美や音の迫力よりもはるかにこっちの方が大切で、おおよそお金をかけた映画ほど中身が薄くなっていく傾向があります。大切なのは話の切り口。これはデザインする時も同じです。それぞれ違う切り口でもってデザインしている訳で、それが個性というもの。私がデザインするものに似ているものが無いのは当然。自分で何も無い所から考えたからなんです。下敷きがあるデザインって直ぐバレます。中身が薄っぺらいから妙にデコラティブにしてごまかす。携帯電話でも墓石でも一緒です。10/23より東京モーターショーだそうです。是非とも各メーカーさんには面白い切り口を見せて欲しいですね。こんな時代にあっと言わせる一手を是非に期待しています。