播州のお好み焼きはちょっと格別です。以前ペンギンというお店が加古川にありました。おばちゃん一人で切り盛りするお店ですが、店内のBGMは常にKinKi Kids。スジ入りのメニューを頼むと舌打ちするおばちゃん。でもお店を後にする際は出口まで来て見送ってくれました。そしてなにより美味しいのです。そのおばちゃんは今は天国にいます。播州でお好み焼きを食べるといつもおばちゃんの事を思い出す。ちょっと薄くてふんわり軽快なお好み焼き。駄菓子屋と居酒屋で出されるのが播州のお好み焼き。実に懐が深い。スジ文化を強く感じるお好み焼きは本当に独特。正直名物化している大阪や広島よりも播州が好き。庶民による庶民のためのお好み焼き。決して観光化していない。ホント素晴らしいです。妙にバズる前に皆さん播州のお好み焼きを是非。