今年の夏休みは多くの建物を見に行きました。その中で全く予備知識なく行って衝撃を受けたのが「若狭三方縄文博物館」です。建物の設計者は横内敏人さん。どちらかというと木造の端正な住宅を設計されるイメージが強く、建物と設計者のイメージのギャップが凄いのです。ちなみに横内敏人さんの奥さんのお父様は梅原猛さん。知多半島の偉人です。

内部の圧倒的な物量感といいますか重量感が縄文人の力強さを感じさせます。これは凄い。誰もが圧倒される世界観で、写真では伝わらない凄さがあります。地上なのに地下っぽい感じ。広角レンズが必須です・・・。

縄文杉とかを下から見上げたような感じ。巨木が沢山あったであろうその時代の景色がいたるところに表現されています。ちなみに設計されたのは2000年ですが、そのはるか前から建物があったような感じがします。流行とかとは無縁の骨太な建築。福井には良い建築が沢山あります。建築観光にもってこいです。