大府市内で山門周辺の石張り工事を行っています。この後本堂周辺のバリアフリー工事も行う予定で、年内はとにかく石張りで大忙しな感じです。山門は江戸時代に建てられたということで、欅で出来ています。大幅な修復は今回が初めてのようで、かなり痛んでいます。

私たちが担当するのは石張り工事ですが、基礎周りの補強を並行して行っています。束石は後ほど補修します。問題は掘削し過ぎると建物が傾く恐れがあること。束石の下にはグリ石が沢山敷かれていますが、それ以外のものは全くありません。おまけにピンも何もないので、ただ石の上に置かれているだけ。それでも何百年と持ったわけで、これが合理的な構造であることは明白。ちなみにこの土の部分も後々全て入れ替えます。手間はかかりますが、二段階で施工します。こういうところで手間を惜しんではいけません。

生コンを打設して1週間程度養生。水が溜まりやすかったり、問題もあった山門周辺はあと二週間ほどで生まれ変わります。石張りもちょっと変化球が入れてありますので楽しみです。