これもまた９月初めに終わってしまったのですが、安城市歴史博物館で開催されていた「怖〜い浮世絵展」に親子で行ってきました。これは子供たちが夏休みに絶対行きたい！と切望していたものです。絶対連れて行ってやると約束したので最終日に滑り込みました。私自身親になってから１番変わった点は、美術館などで集中して観れなくなったことでした。それは仕方の無いことですが素晴らしい美術品を目の前に心がシビレようにときめくことができなくなったのかも、と悲しい気持ちになりましたが、どうしようもないならこどもたちと一緒に楽しむようになれば良いと思い、なるべく美術館や博物館には行くようにしています。ともすれば展示物によっては理解が追いつかず退屈になり、もう行きたくない、という気持ちになりかねないのですが、そこは見計らいながら、こどもたちが行きたいと願った所には必ず出向き、欲するがままの時間を過ごすよう心がけています。今回の怖〜い浮世絵展は彼女たちにとってかなりおもしろかったようです。今や簡単に衝撃的な画像や動画が見られる時代、例に漏れず彼女たちもそういうのは大好きですが、知りたくてもすぐ知る事のできない時代に画かれた渾身の絵たちは、本当に怨念のような、魂が宿るようで何度もゾクッとしました。子供たちもすべてのキャプションを私に読ませて、じっくり堪能して満足そうでした。同時に私は、こんな見応えのある展示を近所の市もやってくれたらいいなあと実に羨ましくなりました。