旅行 暮らし その他 湯之島館 DATE 2024.08.01 古い日本旅館(温泉のあるところ)に泊まりたい。そんなキッズたちの夢をかなえるべく下呂温泉の湯之島館へ向かいました。昭和6年創業の建物は登録有形文化財となっています。泊まるのはもちろん木造の本館。 森の中に溶け込むように建っています。日本の建築文化は自然との関係性に一番の特徴があると思います。使う素材もその土地由来のものを主体で考えてあるので、周囲の景色との馴染みも良いです。建具の見付け寸法が小さいので本当に繊細に見えます。現代の建築ではもはや再現不可能。何とかこのコンディションを維持してほしいものです。 廊下はこんな感じです。木造の良さが素直に伝わってきます。そもそもこういう真壁の建物が絶滅寸前。壁はもちろん土壁。ガラスと木と土とときどき紙。目に付く素材はそれくらい。ちなみに今これを再築するとなると莫大な資金が必要となります。宿泊費を建物の坪単価で考えると実にお得。一番お得でないのは都心の新しいお洒落な大きな資本のホテル。ほぼ全てが嘘っぱちの建材で出来ています。そんなことで目の保養に古い旅館は最適です。 CAT:旅行 | 暮らし | その他 TAG:RECOMMEND | デザイン 一言石句 TOP prevnext