東海市の養父八王子墓苑にて、スウェーデンのファイングレーという黒御影石の石碑を施工致しました。同じ石でも黒御影石は重いので、写真のような特殊な重機を使って作業する事が必須となります。特に免震工事のような、精度の高い位置決めが要求される施工の場合は大活躍で、安全で正確な施工が可能になります。私たちの石碑は、今回建てたFLAT Aという石碑もそうなんですが、無垢材を削って製作した、部材個々の重さがかなり大きな石碑が多く、こういった重機の存在が不可欠なんです。今回もこの重機のお陰で精度良く施工が出来ました。

スウェーデンの黒御影の魅力は「漆黒」と呼ばれる黒さにあります。私たち和泉石材店では今年3件のスウェーデン産黒御影となります。他にもインド産クンナムも良い黒御影石です。先日オープンしたパティスリーグラムさんではスウェーデンのエボニーブラックの天板を納めさせて頂きました。極めて硬い石で、叩くと金属質の音がするので解ります。こういう素材はゴチャゴチャしたディテールには不向きで、使うならシンプルに使うべきです。特に張りのある面に使うとシャープに仕上がる素晴らしい質感を持っています。私たちの石碑はこういう素材にフォーカスを当ててデザインしていますので、是非とも質の高い黒御影石と私たちの石碑を組み合わせてみて下さい。