私たちが常滑市へ引っ越して以来、初めて常滑市のお客様のお世話をさせて頂きます。基礎工事〜外柵工事までを2011年内に行い、2012年に完成します。私たちは1週間や2週間でお墓を完成させる事はしません。短期間での工事は良い訳が無く、接着剤の硬化時間、生コンの養生期間なんかも管理しきれません。どんな小さな石碑でも数百キロは下りません。写真は高坂墓園での基礎工事の様子です。スラブ厚は100mmで、荷重を分散する為に極力大きく基礎を打つ事が大切です。コンクリートの強度を維持するため、生コンはプラントから運んできます。

外柵は全てHILTI社のアンカーボルトで固定します。加えてエポキシ樹脂系接着剤で接合面を接着します。接着剤というのは何時か外れます。そこで私たちは接着剤+SUSアンカーの双方を施工しています。写真手前に見える穴はスリーブで、基礎工事の際に水が溜まらないように通水ルートを確保しています。また、常滑市 高坂墓園は規約で施工範囲が決まっていますので、既存の外柵から一定の離隔距離が必要になります。各寸法も慎重に追い出し、規約内寸法である事を確認します。外柵まで終えた状態で年を越し、2012年に石碑の台石から施工します。完成まではまだあと2回現場に入ります。これからもこういう丁寧な施工は変えるつもりはありません。来年も皆で良い工事を行いたいと思います。