和泉石材店

BLOG 「一言石句」

石の本

DATE 2013.03.11

zuihitu88.JPG石について語らせると、やれ花崗岩だ、やれ玄武岩だと専門用語を並べたて、石の物性に関して説明するのが石屋さんの説明です。多分、殆どの石屋さんがこれが出来ないと駄目くらいに思って仕事をしています。実際のところ、石種ごとの吸水率などの石の特徴は、それなりに石と接していれば誰もが得る知識でもあります。ところが知識や経験とは異なる石の知識がありまして、それを纏めたのがこの書籍です。小泉八雲、井伏鱒二、青柳瑞穂、澁澤龍彦など、著名な作家が語る石のエッセイが沢山収められています。中には石という素材には直接的に関係無い話もありまして、素晴らしく面白いのです。石は硬いとか、石は冷たいとか、そういう次元の話では無く、石が巻き起こすドラマとでも言いましょうか、そういう1つの物語なんです。特に心を奪われたのが井伏鱒二さんの石臼のお話しで、内容は・・・皆さん買ってみて下さい。ちなみにこのシリーズは100巻もありまして、石の他にも宿や家、旅や夢なんかもあります。ちなみに肴の編者は池波正太郎、陶の編者は白洲正子とあります。期待に胸ふくらむ訳ですが、絶版も多く、買うなら今直ぐにどうぞ。