和泉石材店

BLOG 「一言石句」

施工内容

DATE 2017.03.01

chihoku1702.JPG先日ある公共墓地で改修工事を行いました。写真はゆがんでいた板石を取り払ったところ。本来ここにはモルタルが敷き詰められているはずですが、実際にはありませんでした。要するに置いただけ。お墓の工事は建築基準法のようなルールがありません。ですから工事経過に関しては、きちんと施工したという言葉の報告しかない業者がほとんどです。そうなると施工内容は完全に石材店任せ。今回のお墓はある石材店が過去に施工したもの。沢山の「実績」があるはずのお店です。数をこなせばこなすほどに内容が薄くなる。飲食店なんかでは良くある話で、規模が大きくなると味が落ちるという傾向。石材業界も全く同じで、おおよそ数が増えると施工内容は荒くなります。
株式会社 和泉石材店
〒477-0032 愛知県東海市加木屋町西御門23
tel 0562-32-7111 fax 0562-32-0300
東海市・大府市・知多市・半田市・東浦町・常滑市
愛知県のデザイン墓は和泉石材店へ

hosyousyo1703.JPG和泉石材店では一体これに対してどういう対策をしているかと言いますと、写真の製品保証書を付けています(和泉石材店は10年間です)。ちなみに製品保証が10年だとか5年だとか言いますが、正直意味はありません。そんな所は気にするポイントではありません。10年だ5年だというのは言ったもの勝ちなんです。施主が見ないといけないのはその性能をどこで担保しているかという話です。自動車の製品保証は一般的には3年です。あれだけ厳しいテストを繰り返し、巨額の設計開発費を投入した工業製品が3年の保証期間なんです。それを遙かに上回る期間の保証をするには、当然それなりの施工内容が伴うと考えるのが普通ではないでしょうか。

hosyousyo1702.JPG和泉石材店ではその保証期間の裏付けは、当たり前ですが確かな施工内容が担っています。それをお客様に全て見て頂く事を第一としています。墓地が更地の状態から石碑が完成するまで、細かくカットを分けて撮影しています。そしてカット毎に解説を添え、使用している金具の種類、接着剤の種類など、詳細が分かるようになっています。接着剤だけでも弾性マスチック接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤など、色々と分かれていますが、それも明確にしています。また、耐震・免震の施工内容は特に細かく報告されます。こういった写真での報告があれば、きちんとした施工手順を踏んでいる事や、養生期間を確保しているとかが明確になります。和泉石材店としては、お客様との約束事をきちんと履行した証明ともなる、大切な書類と考えています。お墓の事に限らず、家の工事等を依頼する際にも、どうかこういった見えない部分を大切にして下さい。