JAGUAR XJR-14
DATE 2011.03.14
1991年デビューのJAGUARのレース用車両XJR-14のミニカー。高校生の時、初めて見た世界選手権の耐久レースで見た感動は今も忘れません。91年から耐久レースの車両規定が大幅に変更になったため、各メーカーが新しいマシンを開発していました。その開幕戦となった鈴鹿のレース、JAGUARだけがどんな車両で出走するか解らなかったのです。インターネットが普及してなかったという当時の事情もありますが、いきなりこのデザインを見せられた時の衝撃は凄かった・・。先日他界したトム・ウォーキンショーが率いるチームは、パープルカラーで全て統一。イギリスの「Silk Cut」というタバコメーカーのイメージカラーだったんですが、これがもの凄く格好いいのです。肝心のマシンの方も圧倒的に速く、ライバルのメルセデスやプジョーとは次元の異なるスピードを持っていました。いつも思うのですが、ルールが大幅に変更になった時や、時流が大きく変わるとき、「この手があったか!」と思わせる回答をする人間がいます。この時JAGUARのデザインを手がけていたのはロス・ブラウン。今のメルセデスGPの代表。彼もそんなタイプ。ルールを作った人間が想定すらしなかった方向へ向かっていったのです。
このマシン、ドアがありません。ドア、別に無くてもいいんですよ。窓から降りれば大丈夫。ヘッドライトもこれでOK。ルールギリギリのデザインで、最大限の空力性能を引き出した車です。この車を初めて鈴鹿で見てからもう20年になります。20年の古さを感じないのは無駄の無いデザインの成せる技か。PEUGEOT905も美しい車でしたが、こちらも負けていません。何時かこのJAGUARも実物を見てみたいと思います。ちなみに写真の部分にあるTWRというロゴは、トム・ウォーキンショー・レーシングの略です。更に、大切な「Silk Cut」のロゴは、たばこ会社という事もあって別で用意されてました。後日ステッカーを張り終えた姿をブログに公開します。