「日本百名道」のご紹介です。日本中の美しい道を紹介する一冊で、見ているだけで旅に出たくなっちゃいます。私はいつも旅の前にコレでもってルートチェックしてます。今年は車の調子も見ながらですが、夢をかなえようとしています。その道は何かアリゾナみたいな景色が拡がり、生き物が全く生息していないような感じさえ受ける道なんですよ。もちろん、旅に美味しい食べ物は欠かせませんが、何より大切なのは、どんな車で走るかです。車によって運転席からの眺めはかなり変わります。ミニバン、セダン、SUV、スポーツカー、それぞれに違った景色をもっていますが、私が大切にしているのはグラスエリアが広いことと、フロントのピラーの傾斜が緩いことです。これを満足するだけで景色ががらりと一変します。いつもの何気ない道がちょっと違った表情を見せてくれるんです。

この写真は某英国車からの眺め。今時珍しい位にボンネットの隅が見渡せます。国道＝酷道なんかを走るときの見切の良さにつながっており、素晴らしく運転しやすいのです。最近の車は殆どこのボンネットが見えくなってます。ボンネットには青空が映り込んだり、雨の滴が踊ったり、旅の風情を盛り上げる大切な演出をする役割があるんです。

これまた英国車からの眺めです。何とも言えない曲線を描くフェンダーとボンネット。そこへ景色が映り込んでいます。これだけでもドライブしている実感が100倍出ます。そしてドライブするにはやはりMT車が一番。3つのペダルを自在に操っているかのような錯覚をするのが気持ちよいのです。良い車はきっとドライバーを舞い上がらせ、有頂天にさせてくれるはず。私は毎回これにやられ、年に2〜3回のドライブのためにイギリスから部品を取り寄せるんです。さてさてドライブは何時出来るのだろうか・・・・。