長らくカンパニーカーとして走り回った旧顔カングーにかわって、成人の日にめでたく新しいカンパニーカーを迎えました。今回は色々と迷いましたが、結局またカングーに乗る事になりました。機能的な条件だけなら他にも選択肢があったのですが、相当な距離を乗るであろう事を考えると、カングーのシートやサスペンションがもたらす快適さに敵う車がありませんでした。スペックには絶対に表れない性能の一つに「乗り味」があります。これがカングーというか、ルノーの車と他との最も大きなアドバンテージだと思います。前の旧顔カングーもここが最も優れたポイントで、こういう部分がしっかりしていないと長く乗れません。20万キロ乗った旧顔カングーは、まだまだ乗っていたかったのが正直な感想です。それ程素晴らしかった。

初めてフランスへ訪れた時、未だ日本で発売されていないデカングーを見ました。商用利用ばかりされていますので、実に豪快に荷物が詰め込まれでいて新鮮でした。日本でみかけるカングーはチャイルドシートが乗っている確率がかなり高く、本国との扱いの差が実に面白く思えます。良き道具は何でも使えるという事で、偉大な荷物車は人を運ぶのも大の得意だったという事でしょう。それにしても本国ではさほど大きく感じなかったボディも、ここ日本では相当大きく感じます。ただ、ハンドルの切れ角が大きいので、小回りは旧顔より良さそうです。とにかく使い倒して色々評価してみます。私たちは人より荷物運んでる時間の方が長いので、余り参考になるか解りませんけどね。