うるおい治療(湿潤治療)を知る
DATE 2011.01.12
お正月、夫の実家に集まった時のことです。ほんの10ヶ月前まで住んでいた所の勝手がもう慣れないのは不器用な証拠です。ネギを刻んでいたときに包丁でさっくりやってしまいました。(少しグロい表現でごめんなさい)左人差し指の第二関節の皮膚を少し削いでしまいました。直後はあまり痛みがなかったものの、出血がなかなかのモノで、しばらくするとやけに痛みが増してきました。結構いったので痕も残りそう。普通の絆創膏が心許ないので明くる日薬局へ行くと、絆創膏界の目覚ましい発展を目にします。手に取ったのがバンドエイドのキズパワーパッド。一枚あたりかなり高価!と思いましたが、お正月気分でここは一度試してみることにしました。従来、キズに消毒液の塗布したり、キズの風通しをよくして乾かして治すという考え方を大きく覆し、キズを覆う方が治りが早いというのです。ハイドロコロイドというやわらかいゴムのような被覆材で作られており、貼り付けたら最長5日間まで貼りっぱなしです。数時間後、幹部に吸着した部分が体液を吸収してぷっくりしてきます。同時にズキズキしていた痛みが減り、貼っていることを忘れそうになります。絆創膏でよくある、絆創膏の縁のベタベタも少ないし、水仕事もへっちゃらです。まあよく使う部分なので、縁がめくれてきたりするので5日間貼りっぱなしはできませんが、貼り続けること4日間、いよいよ治癒を実感する痒みが出てきました。ここで初めてキズを乾かしてみると、あきらかにきれいに治癒されつつあります。今までなら、確実にカサブタを作っては剥がし作っては剥がしの繰り返しで完治まで時間がかかりましたが、なんとその忌まわしきカサブタができおらず、新しい薄い皮膚がそこにもういるのでありました。びっくりしました。包丁でのキズの多い私には手放せないモノになりました。