いよいよ来月に迫ったCHAISE Caféですが、そこでの椅子の楽しみ方を少々お話ししておきます。地味なお話しですが、写真の2つの椅子が今回の主役と言っても良い2脚です。どちらもボーエ・モーエンセンがデザインした椅子で、派手さとは一切無縁の大人しい椅子です。右側がJ39と呼ばれている、かなりメジャーなモデルで、量産を目的としてデザインされています。一方の左側は、量産目的では無い、非常に凝ったデザインがされています。特に足下がぐっと内側に傾いているところは、後ろから見たこの椅子の美しさを一層高めています。

こちらが背もたれ部分の納まり。手で椅子を持った時の感触は、同じモーエンセンのJ39とは大きく異なります。座面も奥行きが深く、J39に対してより長時間座れる印象があります。このように、椅子の細かな差をアレコレチェックしながら見ると、色々と発見があるはずです。さて、いよいよCHAISE Caféまで1ヶ月を切りました。皆さん楽しみにしていて下さい。