偶然にも私たちの職人さん、商社の関係者が同時期に出張で不在になる事になったので、その隙にベトナムのホーチミンに行く事にしました。この写真の通り、サイゴン川の周辺にあるホーチミンは熱帯ですので雨期と乾期がありますが、今は丁度雨期の終わりです。上空からも熱帯の特徴が良くわかります。現在も物流の多くを水運でまかなっており、何とも言えない風情を醸し出しています。初日はドンコイ通りに面する「マジェスティックホテル」に宿泊。ホーチミン(サイゴン)がフランスの植民地だった時代から存在する歴史あるホテルで、ベトナム戦争中は開高健がこのホテルを拠点に活動していました。

マジェスティックホテルは1925年に創業した老舗ホテルで、終戦後はオーナーが二転三転していますが、現在は国営企業のサイゴンツーリスト社の傘下にあります。まさに時代と共に生きてきたホテルと言えます。

こちらがホテルの夜景。フランスの影響を強く受けた外観で、南北ベトナムが戦争中はホテルに砲弾が直撃しているそうです。何とも優雅な雰囲気をしたホテルで、旅の気分を盛り上げてくれます。ちなみに現在円高ですので、恐ろしくリーズナブルに泊まれます。ホテルにはサイゴン川を一望出来るBARがあり、景色も文句ありません。ホーチミンにお出かけの方はマジェスティックホテルを是非ご検討下さい。