和泉石材店

BLOG 「一言石句」

金継ぎ

DATE 2013.01.03

kintsugi.JPG金継ぎとは、割れた食器を漆で接着し、その修復跡を金で覆う事を言います。割れたり欠けたりした器を修復し、その修復跡を楽しんじゃうというもので、かなり面白い文化だと思います。ところがこの金継ぎ、やたらめったら時間がかかります。完全に割れた食器の場合、漆の乾燥時間が相当かかるので、完成までに数週間必要になります。今年のお正月は、新生児がいるとあって、外出がままなりません。自宅にこもってやる作業としては、申し分無いお仕事となります。そこで、自宅になる欠けた食器を探すと・・・出てくる出てくる、12点の欠けた食器達。3年でこれだけという事は、年4点ペース。2〜3年に1度位の割合で、金継ぎ作業をすると良さそうな感じです。さて、2日に欠けの補修の第一行程となる錆漆での補修から始まりましたので、乾燥〜錆研ぎ〜塗り〜研ぎ〜金粉蒔きを経て完成となります。終わるのは今月中旬くらいでしょうか。