和泉石材店

BLOG 「一言石句」

ルイス・サリヴァン

DATE 2013.03.27

sullivan.JPG先日TVでフランク・ロイド・ライトの番組を放送していました。久しぶりというか何というか、懐かしくも思える内容でした。ライトの名を思い出すと、必ず思い出すのがルイス・サリヴァンの事。若き日のライトは、シカゴにあるアドラー&サリヴァンという建築設計事務所で働く事になります。ダンクマール・アドラーは構造を得意とする人、そしてサリヴァンは意匠設計という、当時としてはかなり前衛的な事務所だったようです。「形式は機能に従う」という言葉は、その後の建築家に大きな影響を与えました。ライトが独立後に展開した「プレーリーハウス」と呼ばれる建物達も、カンチレバー(片持梁)など構造的なアプローチを学んだのはアドラーの影響もあると思います。生涯に渡ってサリヴァンの事を師として仰いできたライトですが、サリヴァンの晩年は順調にはいきませんでした。アドラーやライトと別れ、クライアントとも揉め、哀れな晩年となったようです。ライトが提唱していた「オーガニック・アーキテクチャー」という言葉がありますが、そもそも建築の世界にオーガニック(有機的)という言葉を使っていたのはサリヴァンです。表面上の装飾に対してオーガニックという表現をしていたサリヴァンに対して、ライトのアプローチは少々異なるもので、そこはかとなく東洋の影響も感じられます。ヴァスムート社から出版されたライトの作品集は、その後のヨーロッパの建築家達に多大な影響を与えました。コルビュジェやミース、リートフェルトなんかもその作品集を見ていたんでしょう。しかし時代はライトの建築のようにはなりませんでした。アメリカに行くならシカゴに行きたいといつも思っています。サリヴァンやライトの作品はもちろん、ミースの作品も多く残っています。シカゴの建築の紹介はコチラに。