ペツェッティーノ
DATE 2014.06.09
レオ・レオニの作品で大好きなお話しをご紹介します。スイミーやフレデリック、コーネリアスなどの動物キャラクターが有名ですが、このペツェッティーノは「ぶぶんひん」という設定です。翻訳は谷川俊太郎。さすがの翻訳で、「ぶぶんひん=部分品」という翻訳が個人的に大好きです。誰かの一部とか、何かの一部ではないかという疑問は、大人になっても思うのではないでしょうか。そんな疑問の答えを求める物語なんですが、哲学的な意味合いはレオ・レオニの作品の中でもちょっと異色の作品です。子育てをしていて驚いたのですが、生まれたばかりの赤ちゃんは、母親と自分の区別がつかないと言われています。この物語の内容を身をもって体験しているのは実は赤ちゃんの方。内容のシュールさから、子供には早いと言われる事がありますが、私はそうは思いません。こういうシンプルで美しい作品の魅力は、長い時間をかけて子供の心に届くと思っています。
- CAT:デザイン