和泉石材店

BLOG 「一言石句」

器のお店

DATE 2014.10.01

yobi2.JPGこのブログにも何度も登場している曾根崎にある「ようび」さん。そもそもの出会いは今から15年ほど前、会社帰りに寄っていた天神橋の「たかま」という蕎麦屋さんがきっかけです。そこで使われていた器が素晴らしく、お店の方に聞いたところ、「ようび」さんの名が挙がりました。愛知県へ引っ越してからも、結婚式の引き出物などもお願いしたり、長い事器の事でお世話になっています。良い器屋さんは他にも沢山ありますが、「ようび」さんとの決定的な違いはニュートラルさです。ある作家の個性やお店の個性を売りにしたギャラリー的なお店は多くあります。というか今やそういうお店の乱立状態です。ようびさんが扱う器は作家の偏りが無く、非常にニュートラルな印象があります。しかし、その根底にあるのは長年器を見続けている店主の審美眼。写真の文面が全てを語っています。私の仕事は年配の方とお付き合いする機会が非常に多い業種です。そこで感じている事は、年寄りはみんな知っていると言う事。若い人のやってる色々な事も、世の中の流れも。若い人よりずっと敏感に感じています。ただワーワー騒がないだけなんです。

yobi4.JPG写真の器はどちらも「ようび」さんで購入したもの。左の徳利は南蛮糸目徳利、右は市松子付で長森慶さんの作品です。どちらも日常使いにぴったりな器で、使い倒したくなる感じがします。同じ酒でも器によって味が変わる。私の味覚はその程度。ですから余計と器選びに力が入る?のです。秋の夜長に好きなお酒を呑んでウトウト・・。風邪引かないようにしないといけませんね。