ソニーのDVP-S7000というDVDプレーヤーがありまして、ちょっと動かしてみました。ソニー初のDVDプレーヤーとして当時かなり気合いが入ったモデルでしたが、何せ1997年製。20年の時を経て動かした結末は、CDは聴けますがDVDは全く読み込まずという症状。やはりというか一筋縄ではいきません。意を決してネジを外し、外板を取り外すと意外とシンプルな事に驚きました。そしてメディアトレーのそばに見えるピックアップを見てびっくり。CDとDVDのそれぞれに専用のピックアップが用意されていたのです。バブリーというか何というか。車で言うならば、前進用と後退用にそれぞれエンジンを用意したという感じ。でもこういうのがソニーらしさでもあったのだと思います。見た目にヘンテコなものは沢山ありますが、一皮めくると実はみんな一緒というのが今のモノ作り。20年前の製品は実に個性的。見た目よりも中身。日本の電化製品はこの辺りから急激に衰退してきた印象があります。世の中の風潮として見た目に重点を置きすぎだと思います。