コンセプト
DATE 2018.10.07
建物を設計する際にはコンセプトがあります。ところがそのコンセプトが計画が進むにつれて消えていってしまうケースがあるのです。その大きな要因はコストです。減額措置と一緒にコンセプトが消えていったり、施主側の過剰な要望に応えた結果、訳の分からないテンコ盛り設計になったり。最後は支離滅裂なプランになって完成という結果になります。施主側は実際の生活の事を落とし込む事で頭が一杯で、当初のコンセプトを忘れがち。念仏のようにコンセプトを唱えなくてはなりません。(頭の中で)
私たちの住宅も粘り強く減額をしましたが、コンセプトだけは最後まで残しました。この家の真の価値はコンセプトにあります。そこを無くしたらもはや単なる雨宿りするだけの箱。裏を返すとコンセプトが駄目な建物はどこまでいっても駄目です。物事の切り口をどこへもっていくか。デザインの蹴り出しはそこからです。