和泉石材店

BLOG 「一言石句」

なごや建築祭

DATE 2019.12.04

nagoyakenchiku2.jpg先日なごや建築祭のシンポジウムに出席してきました。パネラー4名のうち2人は常滑の方。INAXライブミュージアムの後藤さんと、とこなめ陶の森の小栗さん。ちなみに小栗さんは我が家の文化財調査を行った方です。そして関西から建築史家の倉方さん、地元名古屋からは名城大学の田中さんが登壇し、それぞれの分野から名古屋の未来を語りました。各分野のエキスパートが揃った事で、もの凄く内容の濃い内容となっています。一人分野が異なっている感があった考古学の小栗さんですが、時間軸が2万年?!などという尺度で語られ、100年単位の尺度で考える建築関係の物差しとは違う面白い内容でした。

nagoyakenchiku1.jpg最後にクロストークと称して全員でディスカッションが行われました。これが面白かったのです。4人の生業が違うので切り口が全然違うのですが、大まかな意見は同じ方向になります。土地固有の建物や景観が希薄になってしまっている事。例えば駅舎が北海道も沖縄も一緒のようなデザインだったり、住宅が日本中似たようなものばかりになっている事。もはやその流れを止める事は出来ませんが、少なくとも何の躊躇も無く古い建物を壊す事が無くなるようにしたいのです。私は大野町に家を建てましたが、この地の気候風土に適応し、景観を損ねないようにしました。景観条例が無くともそうすべきだと思うのですが、世の中規制が無いとメチャクチャになるのです。色々考えさせられる良い講演会でした。