和泉石材店

BLOG 「一言石句」

木の殿堂

DATE 2021.04.12

kinoden1.jpg山小屋から播但道に乗って「木の殿堂」へ行ってきました。木の殿堂は1994年に開館した「森と海と太陽」をテーマとした博物館です。設計者は安藤忠雄さん。2018年に「森の中の家 安野光雅館」へ行って以来の安藤建築。ちなみにこのアプローチも既に改修の跡が・・。車椅子や視覚しょうがい者対応だと思いますが、こういう所も安藤さんらしい。時代にどう対応させるかが建物存続の鍵。何とか時代の波を乗り越えて欲しいものです。

kinoden2.jpg建物上部から光りが降り注ぐ的なイメージでしょうか。建築家のスケッチ通りのイメージになったかどうかが一番のポイント。芸術と機能が正しくバランスしているのか。そういえばこの隣にジャン・ヌーベルのサインの入ったスケッチがあったのですが、一体何だったのでしょうか・・。

kinoden3.jpg上からの光りを受けるRC壁。もの凄い精度で造られた壁はエッジが鋭く、角で手を切りそうなレベル。この時代の安藤建築は皆こういう鋭さがあったと思います。以前足を運んだ「森の中の家 安野光雅館」にはそういう切れ味が全くありませんでした。やはりこの時代の安藤建築は格別です。集成材の柱や梁が実際には構造体となっていますが、RCの存在感あっての空間となっています。これはある種の表現体。

kinoden4.jpg信じられない事に私たち以外に誰もいない時間がかなり長かったのです。つまらないのではありません。子ども達は満面の笑みで写真に納まっています。コンテンツをもう一工夫すると大化けすると思います。建物は本当に良いと思うのでちょっと勿体ない。ガンバレ兵庫!!!!!