ルイス・ポールセン
DATE 2009.09.03
5年ほど前に設計した兵庫の山荘に取り付けた照明器具です。voidに在籍していた時に設計した山荘で使われています。ルイス・ポールセン社のオービターというシリーズで、ペンダントの他にシーリングタイプ等もあります。PHシリーズと違い、徹底したグレアカットにはなっていません。その代わり周囲に拡散した光が独特の雰囲気を出します。照明器具は空間の表情にかなり影響があります。たった一つの照明で雰囲気を台無しにしているケースをよくみかけます。その一方でたった一つの照明で空間が活き活きとするケースもあります。それほど灯りと空間は密接に関係しています。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」には日本的な視点で光と影の話が綴られています。住まいや建物について独自の視点で記され、建築好きなら一度読まれると良いですよ。
- CAT:デザイン