鳩居堂その1
DATE 2022.03.01
目的地の鳩居堂は内藤廣さんが設計して新しくなっています。海の博物館やちひろ美術館、そして牧野植物園などなど、私たちの旅の目的地にもしてきた建物を内藤さんは手がけています。こうなると期待せずにはいられません。
建物の外壁は石が多様されています。錆石が既に京都の町並みに溶け込んでいます。錆石のムラが大切で、これが均一な色合いの石材やタイルでは全く雰囲気が異なっていたと思います。
店舗入り口にある庇は伝統的な形状に見えますが、リン酸処理された溶融亜鉛メッキ鋼板が使われています。色合いもいぶし瓦的で町並みにも合います。ディテールも良く見るともの凄く凝っています。素材の選定が非常に良いので、京都の古い町並みとのマッチングが非常に良いです。そこが極めて大切。