続・お手入れ
DATE 2010.01.12
大掃除につきものなのが照明器具の電球交換。年末になるとホームセンターには必ずと言って良いほど電球コーナーが設けられています。特設コーナーの前では、電球の種類の多さに頭を抱えている方も多くみられます。ようやく見つけた電球ですが、最後に取り付けという難所が待っています。実はここから先はその家の設計者の責任でもあります。電球の種類が増えてしまうのは、照度等の関係上ある程度仕方がありません。しかし、取り替えにくいといった問題は設計する側の責任重大。写真は間接照明のワンショット。ここでは壁面及び天井面を明るく照らし、間接照明として利用しています。間接照明のメリットは雰囲気が良いだけではありません。電球の球替えが容易に出来るという隠れたメリットがあるんです。この山小屋で間接照明を採用したのは電球交換が楽だからです。雰囲気が良いのは副産物といっても良いでしょう。そんなこんなで私は照明器具選びは相当慎重にしました。照度はもちろん配光パターンや灯具の発熱の問題まで考えないといけません。最近では白熱球をパルックボールなんかに簡単に交換できますが、光の質が全く異なります。交換の際はそこら辺をよく考えた上で交換しましょう。雰囲気を良くするだけなら誰でも出来ますが、その先の事までよ〜く考えて選ばないと年末に後悔しますよ。
- CAT:デザイン