白洲次郎
DATE 2010.06.10
先月末まで白洲次郎夫妻の展覧会が名古屋高島屋でありました。私が白洲次郎という人物を知ったのは今から10年位前です。車関係の書籍で紹介されていたのがきっかけでした。特にランドローバーを駆っていた東北電力時代の写真が有名ですが、車に関わらず、彼の審美眼はずば抜けていたようです。彼のセンスは特にイギリスの影響が大きく、風変わりで控え目な英国の車達も英国文化から生まれたに違いありません。私たちの会社の社用車にはかなりの過走行で相当くたびれてきていますが、乗り換えに値する車が無いのが困りもの。何だか急激に積極的に選ぶ車が無くなったように思えます。頼みの英国車もフォード傘下になり、タタ傘下になったりと、資本が変わる度にケバイデザインになってしまいました。時代的に言うと1995年にデビューしたメルセデスのW210辺りから業界全体の車の作り方が変わってしまったように思えます。引き金はレクサス(セルシオ)なんでしょうけどね。何か芯のない車が増えたというか、中身より見た目的な車が殆どになっちゃいました。こんな流れに逆らう1台を是非期待したいです。出たら買いますよ〜!