和泉石材店

BLOG 「一言石句」

SUQQU

DATE 2010.11.13

SUQQU.JPG石屋のブログ一言石句に、もともと本来扱うべき話題(石のことなど)からだいぶかけ離れた話題ばかり記していますけれども、さらにこれに至って今回は如何よという声が聞こえきそうな化粧品の話題です。〝SUQQU〟スックという化粧品メーカーが今から5〜6年前に現れてから長い間愛用し続けています。当時大阪で働くOLをしていた私嫁は、普通に通勤する道のりに、百貨店を5つも立ち寄ることの出来る贅沢な環境にありました。まあだいたいどこも似たり寄ったりなブランド展開にも、ありきたりな販売形態にもええかげんあきあきしてた矢先のSUQQUの登場は、当時の私にはかなりセンセーショナルでした。まずひときわ目を惹く名前が美しいこと。〝QU〟で〝ク〟と読むオシャレ。SUQQUは造語で、名前の由来は「すっくとまっすぐに立つ立ち姿」だそうです。たしかに「すっくと」という副詞は比較的男性にというより女性に対して使われるとぴったりです。それにの販売しているブースがそのものが単にみて美しいこと。そしてさらにカタログや、使われる化粧品そのものを覆うパッケージがシビれるくらいキレイなこと。ロゴひとつが美しい。名前からすべてにおいて一貫したコンセプトでよくデザインされています。かつて日本の化粧品メーカーでここまでトータルにデザインを取り入れた会社は無かったのでは無いかと思います。捨てるのが惜しくなるそのパッケージをみて単純に「金かかってるなあ」と思ってしまいます。そういうことも含めてか、実際にSUQQUの値段は少し高めの設定です。しかしただのパッケージを見て毎回キレイと思わせてくれるという繰り返し、美しいものを見て純粋に美しいと感じ取れる感覚を磨かせてくれるということこそ、ほんとの化粧品のありかたなのかも、とちょっとオーバーなことを思ってしまいました。やはりこのブランドはさすがにデザイナーが手掛けていました。あの吉岡徳仁氏によるものでした。一番後回しの記述になりましたが、化粧品そのものの質も実に良いです。私はアイシャドウを長年愛用しています。アイシャドウに使い心地もへったくれもないかもしれませんが、粒子が異常に細かいので付け心地抜群で、色そのものがキレイで肌にのせても発色がよいです。しかしながら愛用していたモノが廃盤になってしまったので大人買いを強いられる程の愛用ぶりです。