ひがし茶屋町を徘徊したり、金沢で一番古い飴屋の俵屋さんでじろ飴を買ったり、開店したばかりの『オヨヨ書林』で可愛いワンちゃんにつけ回されながらマニアな本を買ったりと金沢を歩き回って心地よく疲れてきました。この日の何かにつけ予約に恵まれないイヤ〜な感じは晩までも続いており、晩に行こうとしていた居酒屋ももれなくアウトでした。金沢一日目は、このために張り切って歩いたようなものなので、どうしても諦めきれず居酒屋を探しました。iPhoneバンザイです。名前がステキ『酒と人情料理いたる』です。もう、大正解も甚だしい。鼻息荒く案の定注文しすぎ、という事を後から撮った写真を見て知りました。よくもこんなに二人で食べたなあいう浮かれっぷり。後で見てその品数の多さに気持ち悪くなりそうです。ですがあの時は何かが壊れました。しっかり飲んでしっかり完食。それくらい美味しかった！その中でも一部ですがちょいとご紹介します。北陸といえばやっぱりのどくろ。塩焼きです。

いたるさんのオススメ『甘エビのパリのっけ』。単なるエビのすり身揚げではないご当地ならではなメニューです。フランスパンに魚のすり身と野菜をのせ、甘海老をくっつけて揚げたいたるさんの名物料理だそうです。

コレはホタルイカの天ぷらです。私が単に食べたこと無いだけなのかもしれませんが、ありそうで無いと思うんです。ホタルイカを天ぷらって。私は初めて頂きました。かなり美味しいです。そこらで無いのが不思議なくらい、全く違和感ありません。早速帰って『ホタルイカ　天ぷら　レシピ』とかインターネットで検索をかけて調べた程、また食べたい、といわず、今すぐ食べたいメニューです。

出ました！カニです。北陸だけどカニを食べない方向にしたのですが、ちょっとくらいはねーということで。まさかまさかですが、ちゃんとカニです。茹でたズワイガニをその場で料ってくれて、しっかり内子まで入ってます。何一つ抜かりの無さに脱帽です。加賀野菜やキトキト(生きが良いの意)の魚といったご当地食材をふんだんに使っていて、北陸に来た感にたっぷり浸れました。大将も私らごときに腰が低く、スタッフも忙しいのにとても丁寧で、ほんとうに気持ちの良いお酒でした。