知多半島というより東海地方全般に言える事ですが、ラーメンが変わっています。大阪に5年暮らし、名古屋に戻ってきて間もなく、この辺りの食文化のおかしさに気がつき始めました。特に今は閉店してしまった昭和区の「みつ星」というラーメン屋さんは薬膳系というちょいと変わったラーメンを食べさせてくれました。他にも、当時仲田の交差点付近にあった「麺なかの」とかも。そんな中半田市のラーメンが熱いのです！1枚目の写真は半田市役所近くのとある食堂。そこで出される何の変哲もない醤油ラーメン。コレが旨いんです。それも普通に旨い。旨すぎない所が重要で、いわゆるラーメン通？から言わせると物足りないのでしょう。しかしそのちょっと足りない所が店として長生きしている秘訣と思います。

こちらは半田市乙川にある洋食屋さんが出すラーメン。これまたラーメン通には多分評価が低そうですが、個人的にもの凄く好きなんです。めちゃくちゃ普通なんですが、結局こういう普通のラーメンが無くなりつつあるので大変貴重。味以前にノスタルジックな気分にさせてくれる一杯で、知多半島で最もお気に入りなんです。ここより旨いラーメン屋さんは沢山あります。でもここにしかない何かがあるんです。蕎麦屋さんも似た傾向があって、島田の「藪蕎麦 宮本」さんはもの凄く美味しいです。がしかし、駅蕎麦も旨いんです。「美味い」と「旨い」、この使い分けがポイントかも知れません。半田市には「旨い」ラーメン屋さんが多いと。「美味い」ラーメンの紹介ではありませんよ。