大井牛肉店(明治村)
DATE 2009.07.23
明治村の大井牛肉店に行きました。念願だった『お店でのすき焼』です。私(嫁)の実家の両親は神戸出身なので、大井肉店はお馴染みでした。といっても名物の牛肉の味噌漬けをおもたせにするばかりで残念なことに実際自分の口に運ばれたことは少なかったのでなおさら憧れです。しかしながら、どうやら明治村のこちら、経営しているのは名鉄産業だそうで大井肉店からのお肉ではないらしいです。でも飛騨牛ということで大変期待できます。こちらの洋風の建物は、明治20年頃に牛肉販売と牛鍋のお店といして建てられたモノだそうで、洋風でありながら日本古来の技法が用いられて建てられているそうです。お食事は2階で戴きます。
洋間の空間の中で座敷で食すのはなんとも趣があります。600角くらいの卓袱台に炉が切ってあって、なんと炭火で戴きます。この卓袱台の大きさが絶妙で、一緒に食べている人との距離感が近くてとても楽しいです。調理法は当時のままの秘伝のタレが使われているそうです。炭火のせいか、夏だけど大きな窓が開け放してあって、空調はほとんど効いていませんが、ガス火や固形燃料では出せない炭火特有のなんとも云えない空気に包まれました。もちろん雰囲気だけ楽しいのではなく、お料理もしっかりしていて、とくにササガキゴボウの様に切られたおネギがとっても新しい食感でした。家ですき焼きをするときはマネしたいと思いました。趣のある団扇でパタパタあおぎながら食す飛騨牛は美味しかった!本物の空間でこんなに本格的なすき焼を堪能できたので満足感で満ちあふれ、お会計の時にこの体験でこの値段はお値打ちよな〜としみじみ思ってしまいました。
- CAT:食べる