和泉石材店

BLOG 「一言石句」

スーパースープ鍋

DATE 2011.01.19

SUPER1.JPG我が家にもオリジナルの鍋がありまして、それがこの「スーパースープ鍋」なんです。はりはり鍋のように水菜を美味しく食べられるのが特徴なんですが、拘ったのが鍋としての「美しさ」であります。最後の〆にラーメンをするのですが、その頃には黄金色のスープが出来ていて、それはそれは幻想的な鍋なんです。大切なのはアレコレ具を用意しすぎない事。水菜を主として、きのこ類を少々加え、他はせいぜい豆腐(木綿)くらいでしょうか。では用意を順番に解説致します。最初に用意するのは出汁。コレがこの鍋の主役。出汁は3種類をブレンドします。1つは干し貝柱と干しエビを24時間かけて戻したもの。夏場は冷蔵庫で戻して下さい。特に干し貝柱は極力良い物をご用意下さい。鍋の風味を大きく左右します。

SUPER2.JPGそして2つ目は昆布と干し椎茸。干し椎茸も極力良い物を。これも水から戻すので、夏場は冷蔵庫で戻すのが良いでしょう。

SUPER3.JPGそして3つめは鰹節。こちらは昆布と干し椎茸を戻した出汁に加えるかたちにします。ちなみに今回出汁に使う肝心なアイテムは、全て柳橋の中央卸売市場で揃えました。市場なら良い物が一気に揃えられます。間違っても近所の大手スーパーでは買わないで下さいね。これを機会に乾物屋さんを探すのも良いと思います。その道の達人が新たな知識を吹き込んでくれます。

SUPER4.JPG出汁の次は具材です。大切なのは肉団子だけ。豚ミンチにネギ・レンコン・ショウガ・片栗粉・ゴマ・卵・醤油・酒・オイスターソースを入れてコネコネして肉団子をこしらえます。(※分量は適当です)

SUPER5.JPG
この肉団子を予めフライパンで焼いておきます。すると、余分な油が落ち最後までスープが濁りません。

SUPER6.JPG
そして2つのスープを鍋に入れますが、割合はおおよそ貝柱海老スープ3に対して昆布椎茸鰹スープ7位の割合。貝柱・干しエビはそのまま鍋に入れます。そこへ適量のお塩を入れて味を調整。量はこれまた適当。なるべく薄目にしておいて下さい。火が上がったらまず肉団子を投入。そして順に具材を入れます。最後は水菜です。何ともシンプルな鍋で、野菜の比率が極めて高いのです。

SUPER7.JPG
つけだれは心配無用。中のスープを器に入れて、ゴマ・塩・ごま油で調味。これでモリモリ食べちゃいます。とにかく水菜が旨い旨い。肉団子は粒マスタードで食べても美味しいですよ。

SUPER8.JPG
コレが鍋の底に沈んだ貝柱。最も高価な具材でもありますので心して食べて下さい。ちなみにお腹は腹6分目位で引き上げるのがこの鍋の大切なポイント。自分との戦いでもあります。

SUPER9.JPG
最後の〆はもちろんラーメン。理想は永楽製麺所のタンメンがあれば良いのですが、無い場合は塩ラーメンのスープを1袋程度鍋に入れます。予め茹でた麺を、冷水でしめてザルにあけておきます。麺をそっと鍋に入れ、お好みでメンマとネギを加えてゴマをパラパラ。麺が伸びちゃうので一気に麺を入れ過ぎないようにしましょう。超美味しいです。スープは透き通っていて、見た目にもメチャクチャ美しいのです。寒い冬に是非とも「スーパースープ鍋」をどうぞ!