和泉石材店

BLOG 「一言石句」

落語

DATE 2009.05.27

rakugo.jpgいつもお世話になっている方が会員でいらっしゃる国際ソロプチミスト名古屋が主催するチャリティー寄席『春の二人会』へ行ってきました。国際ソロプチミストは「女性と女児の生活向上に向けて」をテーマに掲げ、海外医療、高校生奨学金、DV基金等、国内外へ多くの支援を行っている団体です。年に一度位の頻度で、クラシック音楽の演奏会や、前回は野村萬斎さんといった文化的に質の高いチャリティーイベントを催されています。今回は落語。その春の二人は、笑点でお馴染みの三遊亭好楽さんと三遊亭楽太郎さん。
落語はあまり詳しくないです。「まんじゅうこわい」とか「時そば」とかしか知りません。落語は5年くらい前のテレビドラマをきっかけにちょっとずつ興味が出始めて、何かのきっかけて生落語を見に行けたらと思っていました。もともと隠れ笑点ファンな子供でしたし、得に桂歌丸師匠なんてたまらなく好きです。初落語がこんなキャッチーなお二人でとってもラッキーでした。前座は好楽さんの3番弟子好の助さんは「牛ほめ」。(好の助さんは二人組のマジシャン、あの「ナポレオンズ」の背の高い方のご子息なのだそう!)彼の与太郎はカワイかった。彼自身は与太郎なんだろうか??
好楽さんは「三年目」。ビバ!女心!といったサゲで、夫婦の情愛がうまく表現されてる噺です。笑点では優等生キャラで落ち着いてお話されて、とっても安心して聞けました。楽太郎さんは「藪入り」。たっぷり笑わせて、しっかり泣かせてくれる親子の愛情が絶妙に描かれた噺です。青学卒インテリ落語家の楽太郎さん。はじめからガンガン社会風刺してました。もうすぐ「三遊亭円楽」を襲名するそうです。そして30年以上のキャリアを持つゲートボーラーです。
落語は「粋」そのもの。どのお話も、現在忘れられつつある「人情」がたくさん詰まっています。正しい日本語を操り、社会を皮肉る笑いの中には含蓄たっぷりで、最近の笑いに無い「気品」を感じました。お笑いばかりの最近のテレビにゲンナリし始めた方にはちょうど良いかもしれませんね。