伊勢市街から志摩方面へ抜ける県道32号線、通称「伊勢道路」は実に神秘的です。伊勢神宮の敷地内を通るクネクネ道。道中には道路標識等必要な看板以外は一切排除されています。天岩戸が道中にあり、名水百選に選ばれた水が湧いている模様。昭和60年までは有料道路でしたが、今は無料開放され、走り放題です。しかし、伊勢神宮という場所柄か、道路事情もフリーズしているようで、現代の交通事情と合わないようです。その証拠にかなり事故の多い道路らしく、道路脇の反射板やら色々と苦心している痕跡があります。基本的に私が小学生だった25年以上前と殆ど景色の変化はありません。

伊勢道路を抜けるとそこは真珠の国志摩！早速親戚の真珠の養殖場へGO！今の時期は真珠貝（アコヤ貝）に「核」と呼ばれる丸い玉を入れる作業をしています。ちなみにアコヤ貝は漢字で「阿古屋貝」と書くようで、何と愛知県半田市あたりの古い地名に由来するようです。実に手際よくパカっと開き、チョコチョコっと核を入れてハイ出来上がり。で、私が興味があるのは真珠ではなく、その貝柱！これがまた格別に美味い訳です。貝柱もウニも、洗いすぎると駄目です。料理屋さんで綺麗すぎる貝柱やウニが出てますが、洗いは海水がベスト。無いなら洗わない方がはるかにマシです。ウニなんか真水で洗ったら台無しですからね。さてさて今年も貝柱の季節が待ち遠しい・・。