嫁です。ずうっと捨てられずに持ってきた、どうにもならないモノを紹介しようと思います。もうとても長く一緒にいるので、どうにもならないですが今や私の宝物です。それらはこのカンカンのケースに入っています。実際この箱が一番宝物です。私が物心つくかつかないかくらいから、当たり前のように目に付くところに常にあったこの箱。純血の神戸ッコの母が、それこそ小学校にあがるか上がらないかの時に、母の父、つまり私の祖父(名はトラハチ！)から貰った舶来モノです。いかにも神戸らしい。当時祖父トラハチが警察官を辞め輸入船の渡しをしてたときに貰ったモノだそうです。MADE IN ENGLANDと、GEORGE W. HORNER & CO., LTD という会社の名前が裏面に記載されています。この中にはおそらくアメちゃんか何か入っていたのかな？この会社は現存するのかしら。母は現在この箱が私の手元にあることすら知らなかったくらいぞんざいに扱っていましたが、お陰で小さな頃から何度も手に取り合って当たり前のモノとなってくれました。

この箱の中に入れていて絶対に捨てられないのがコレ。ゼンマイで動くスクーターです。ゼンマイ仕掛けのおもちゃでスクーターって！しかもやけに小さい。実はコレ、30年近く前にリカちゃん人形で有名なタカラから発売された「スイートノンノ」ちゃん用のスクーターなんです。まだ保育園くらいだった私は、母と一緒にノンノちゃんに手紙を書いて、お返事とノンノちゃんはんかちを貰った思い出があります。ノンノちゃんはリカちゃん人形の3/2位の身長(12センチくらい)しかないミニ・ドールでした。何となく覚えありませんか？ノンノちゃんは市場でもものすごく短命だったので私の記憶も殆ど無いです。ただ、人気もつくりもリカちゃんに満たないノンノちゃんをこのスクーターに乗せようとして、手だったか足だったかの針金が飛び出して一気にキケンなノンノちゃんになったのを覚えています。