和泉石材店

BLOG 「一言石句」

本の山

DATE 2010.03.01

hon1.JPG引っ越し準備もいよいよ終盤。2月が28日までである事が何とも恨めしい毎日です。写真は見ての通り本の山です。ここに写っていない本がもう一山程あります。おおよそ半分までダイエットしようと奮闘していますが、ついつい手にとって読んでしまうんですよ。涙を流しながらお別れする本がかなりありますが、友人に引き取って頂くのが唯一の救いです。カーグラフィックやENGINE等の自動車雑誌はほとんどお別れします。これだけ減らしても未だ相当な量になりますので、更なる減量を目指して毎晩奮闘中。

hon2.JPGこれがついつい手にとってしまう本達。中央左に見える本のタイトルに「アジール」という文字が見えますが、アジールとは大まかに言うと聖域の事です。諸々の力の及ばない聖域で、それは特定の場所とかそういう事では無く、風習や習慣も含まれます。例えばお祭りなんかもそれに該当します。リオのカーニバルは一種の「アジール」です。そう思うと私たちの生活から随分とアジールが排除されてきていますね。その奥には「写楽を探せ」が見えます。そもそも何故写楽の本を買ったかと言うと、写楽の家というデザインコンペがありまして、それに応募する為の資料だったんです。写楽の人物像を知るために買ったのですが、謎の多い浮世絵師であるため、なかなかとらえ方が難しく苦労しました。雲母刷(きらずり)なんていう言葉もその時知りましたが、建築の世界にいるとこういう寄り道が多々あります。ちなみに雲母刷とは、大首絵などの背景を刷るために雲母等を用いて着色する事です。いぶし銀とでもいいますか、華やかで深みのある大変高級な刷り方だそうです。本を見ていると色々な記憶が呼び起こされるので、当分作業は進まないでしょう。引っ越しは3月1日決行。駄目かなこりゃ・・・・。