大阪のうどんと言えば「川福」と勝手に連想するほどに足繁く通いました。建築設計の仕事は半ば体力勝負。徹夜の前に「川福」で腹ごしらえする訳です。お店の場所は心斎橋と長堀橋の間くらいで、とにかく人の往来の激しい所です。場所柄か客層もナカナカに個性的。ここは大阪の腰のないうどんではなく、腰のある讃岐うどんがメインです。讃岐と言ってもそこまで腰腰していなくて、大阪的な腰のなさと讃岐うどんのハイブリッド。川福は何と4階席まであるので独特の風情を醸し出しています。

川福のトレードマークは「ふくろう」で、皿や湯飲みにその絵柄がチョコっと描かれています。この日私が頼んだのは「おやじライス」なるメニュー。川福のメニューはちょっと変わっていて、場所柄か酒のアテが大量にあります。揚げ物なんかも豊富で、何だかワクワクしてしまうのです。で、その「おやじライス」ですが、写真をご覧頂くと「ライス」の意味が解るというもの。そう、カレーライスのライスだったんです！恐るべし川福。久しぶりに食べた川福さんは相変わらず美味しかったです。カレーはまさにうどん屋さんのカレー。カレー屋では作れないカレーです。皆さん是非大阪へ行ったら川福さんへ！！！