和泉石材店

BLOG 「一言石句」

ホーチミンその5

DATE 2011.11.30

meconmichelin.JPGホーチミン2日目は、現地からのオプショナルツアーに参加しました。ツアーといっても大人数で移動するのではなくプライベートツアーです。現地の日本語のできるガイドさんにメコン川クルーズに連れて行って貰いました。そもそも、ツアーは食べるものも時間もいささか制限されてしまうのであまり利用しないのですが、一日くらいはホーチミンから出てみたいし、手っ取り早く連れて行ってくれるのでとても良い選択でした。ガイドさんにいろんなことを聞けますしね。メコンデルタはベトナムの最南端に位置するメコン川下流の三角州を指します。肥沃な農地に恵まれていて、特に稲作が豊富です。都市部のホーチミンからどんどん景色が変わっていきます。行けども行けども途切れないのはバイク。車より多く、完全に生活の足です。可能な限り荷物を積んで運び、こんなにミシュラン君(ムッシュビバンダム)みたいになっても走る走る。

haka-vietnam.JPGしばらくすると、水牛がいたり、一面の水田地帯になっていきます。ベトナムは社会主義国家なのでいかなる土地も個人の所有にはならず、人々は土地の所有権を手に入れ、その土地を使うことが出来るそうです。驚いたのは水田にお墓があること。祖先の霊を祀るとともに田んぼに命を注ぎ込むために建てられたのだそうです。

temple11.JPG車を走らせること2時間ほどで到着したのがビンチャン寺 (永長寺)。19世紀初頭に建立された仏教寺院です。仏教ですがフランスの統治下の時代に建立されたので。フランス風の装飾が施され、優雅な外観となっています。南部では仏教のお寺がとても少ないそうで、観光客ばかりでなく、巡礼に訪れる現地の人々が後をたちません。中に入るとLEDの電飾後光を携えた観音様がいてクスっと笑ってしまいました。お位牌や骨壺も日本とは違い、たいへんきらびやか。厳かな気持ちになるというより、妙に明るい気分になるお寺でした。

temple22.JPG入り口より手前に見える、ほていさん的な超巨大石像。こちらは新しいモノなのだそうです。そんなこともあってか、妙にありがたみが薄れちゃう気がするのは私だけでしょうか。その腹を目の前に、夫が「ちょっと僕っぽいよね」とポツリと呟いたのは、内緒の話です。メコン川クルーズはまだ続きます。メコン川がまだ見えていませんからね。