この建物はフランスの占領時に建立され1914年に完成したホーチミン最大の市場、ベンタイン市場です。その外観と内側のギャップがおもしろく、中には小さな商店がびっっっちりひしめきあっています。飲食店から食料品や、日用品、衣類など、本当に何でも揃う、ホーチミンの人々の生活の一部で、そうかと思えば、ガイド本に必ずデカデカと載っている市場なので世界各国からの観光客でごった返していて、経済の一部にもなっています。

一歩足を踏み入れると、強烈な呼び込みの嵐嵐！ベトナムは社会主義国家だからかわかりませんが、これだけの商店があってもほとんど同じモノを売っていて、各々に個性はありません。呼び込みに必死なるのも当たり前です。この写真の通りは広いですが、雑貨や衣類のエリアになると通路の幅が、人が1人しか通れない幅になります。呼び込みを無視するのに必死です。そしてこの市場は値段がついておらずすべて交渉制で、売り手側の値段から交渉ごとにどんどん下がって最終的に冗談みたいな値段になりますが、それでも売ってくれます。ぼったくりもいいとこですが、そもそもの物価が低い国なので、ただ笑えます。