近江日野商人ふるさと館 (旧山中正吉邸)その1
DATE 2017.01.16
お正月休みの最終日、私たちは友人を訪ね滋賀県の日野へ行って来ました。そこで案内されたのは近江日野商人ふるさと館という所。近江商人(日野商人)であった山中正吉の邸宅で、幕末から昭和まで増改築を繰り返し、現在の形になったようです。ですので、邸宅内に様々な様式が混在しているため見応えがあります。近江商人と呼ばれる人達は、高島商人・八幡商人・日野商人・湖東商人に分けられます。つまり、滋賀県でもある特定の地域からなっているようで、山中正吉は日野商人になります。和泉石材店でも7年程前に日野のお客様の墓地へお墓を建てに行っています。その墓地が信楽院というお寺で、蒲生家の菩提寺でした。そんなご縁がある日野の地で、平成27年春より「近江日野商人ふるさと館」がオープンしておりまして、お正月の最後のお休みに案内していただきました。写真のアプローチだけでも相当に財を成した方の邸宅である事が分かります。
写真は洋館部分。邸宅全体のコンディションが良いのは、住んでいる人がず〜っとメンテナンスをしていた証拠。こんな大きな建物を最近まで維持していたという事は、常に経済的な成功をしていないと無理です。質の高い建物であっても、住み手の経済的事情で維持出来なくなってしまう事があります。歴史的に建物を残す難しさはこういう所。家が代々続いていて、建物の価値を認識し、かつ資金力があり、ずば抜けてセンスのある人。そんな人ほとんどいません。特にお金とセンスは一般的に反比例します。日野の街並みを見ていると、その両方を高い次元で成立させていた人が多かった事が分かります。そういう事の行き着く先が近江商人の商売センスなのかも知れません。日本各地でビジネスを展開した近江商人ですが、成功の根本は人間性。そんな近江商人の衣食住を垣間見る事が出来るのが「近江日野商人ふるさと館」です。