山小屋のじいちゃんに会いに2
DATE 2017.08.28
恒例の夏の山小屋滞在ですが、主目的はもちろん両親に会いに。前回訪れた時から1ヶ月も経たない訪問だったので父も驚いていました。長女は前回の訪問の後、常滑の家でたまたま父の元気だった頃の写真を見て「じいちゃんかっこいい!」と言いました。そして初めて山小屋のじいちゃんは何で細くて寝ていて動けなくて喋られないのかを尋ねられました。父は私が嫁いですぐに脳梗塞を発症し、じわじわと身体の自由が失われていって、長女が生まれるころにはもう既に現在の状態になっていたので、思えば長女は私の父が歩く姿さえ知らないのだなあと、改めて思いました。発症して11年目です。これまでリハビリに精を出してがんばるチャンスいくらでもありましたが、本人の意志が弱いのか、それとも病がやる気を削いだのか真意はわかりませんが、奇跡が起こらない限り娘は父が写真のように元気に立って歩いている姿は見ることはないかもしれません。でも、父の元気だった姿を素直な気持ちで「かっこよかった!」と言ってくれたことは本当に嬉しく思いました。父の事情を初めて知った長女は、今回ずっと手を握って一生懸命山小屋の様子や出来事を語り続けていました。
- CAT:暮らし