万博会場へ入ったらアプリをインストール。地図やら全てそこで得ることになるのですが・・・回線がパンク。あるあるですから良いのです。私は画面が真っ白になって動かなくなりました。こんなのは直せばいいので問題なし。ちなみに初日の来場者は11万人を超えていたそうです。そらパンクする。改善作業頑張ってください。

イタリアパビリオンは未完成でした。他にも未完成パビリオンがありまして、中でもインドパビリオンは天晴れな未完成具合。配線がのたうちまわり、足場も高所作業車も置き去り。そして作業員がいない。日曜日だからいないのか理由は不明。時間を守らない印象のある国は漏れなく未完成。それすら現地の風を吹かす万博は見るに値します。

こんな建物もあります。土に還る素材「酢酸セルロース樹脂」を使った仮設建築。なかなか面白いです。3Dプリンターで建築が出来る世界はかなり近づいてきています。自由な造形の家を自分で設計し出力する。未来が垣間見えるのが万博らしいのです。

万博の建物の中で一番印象に残ったのがこちら。映画監督の河瀬直美さんの「対話シアター」。廃校となった校舎を3棟を移築。未来を強調する建物だらけの中に、真逆の時間軸を持ち込んだ感じ。懐かしさが押し寄せる建物は古いけど新しい。純粋に建築の可能性を感じる秀作と思いました。

初日は人が多すぎてほとんどのパビリオンを素通りしています。別段それは問題ではありません。大半のトラブルは解決可能で大騒ぎするようなものでもありません。ただ、子どもがトイレに行った際、入り口と出口が異なるトイレがありまして、アレはダメだと思いました。それも含めて万博なのです。未完成で未熟なものが目白押し。そういう世界をのぞいてみたい方はぜひ万博へ。