和泉石材店

BLOG 「一言石句」

達身寺

DATE 2026.05.11

GW古刹巡りのスタートは丹波の達身寺から。曹洞宗の寺院となります。謎だらけのお寺と言われていますが、どうもかなりの歴史があるようです。ただ、その証拠となる文献が残っていないのです。丹波の正倉院と呼ばれるほどに歴史が詰まっています。

達身寺には仏像が80体ほどあり、そのうち12体が重要文化財となっています。1712年開山とされる寺院ですが、どうもその遙か前から存在していたようです。信長から丹波を平定せよとの命を受けた明智光秀によって焼かれたなど、多くの謎が残っています。おおよそ1200年前から存在していたという説もありますが、全ての文献が無くなっています。波乱の運命をたどった証拠はこちらの仏像が物語っております。一種異様な雰囲気。

仏像には虫食いの跡や腐敗して欠損したところがあります。明智光秀が火を放つ前に、仏像を谷に運び降ろしたと言われています。長年放置されていた結果こういう状態になったと。ところがこの仏像には大きな特徴がありまして、お腹が大きくなっているのです。達身寺様式とも呼ばれる独特な形状で、他には見られません。更に、この仏像を手掛けたのは、どうも快慶ではないかという説もあるそうです。以前足を運んだ小野市の浄土寺は国宝の本堂に快慶作の仏像三体が納められていました。

快慶は丹波との関わりがあったようで、それを裏付ける書物も残っています。また、未完成の仏像が多数あるのも普通ではありません。まさに謎だらけのお寺でした。