夏休みの回顧録的なネタですが、四国村に行ってきました。そこにあった四国村ギャラリーは安藤忠雄さん設計。久々の安藤建築でしたが、久々に感動の嵐でした。圧倒的な壁の厚みは構造的というよりも意匠的な意味合いが強いと思います。この立米数をコールドジョイント無し、ジャンカ無しでどうやって打設したのか・・・。

打放しの壁の出隅はこの状態。手を切る勢い。安藤建築の美しい陰影はこのエッジあってのもの。コンクリートを使った建築は沢山ありますが、ここまで設計者の執念を感じる建築はありません。

安藤建築の雨樋はペアになっています。必要なのは1本でも2本通す。なんちゃって安藤建築との分かりやすい識別点はこういうところ。全体を通して感じるのは圧倒的な設計者の熱量。夏休みに見た建築の中で最も熱かったのが安藤さんの建築です。