和泉石材店

BLOG 「一言石句」

足助その2

DATE 2024.10.17

香嵐渓の中にある足助屋敷では当地のかつての暮らしをそのまま残し、資料館として見学出来るようになっています。面白いのは炭焼や桶の製作、機織りなど、当時の屋敷を使って実演しているのです。子どもにはもの凄く良い教材となっていますので、紅葉シーズンには景色だけでなく文化も楽しめます。

香嵐渓を流れる巴川(ともえがわ)にある石ですが、その石肌には豆矢の跡が。こういうところに色々とロマンを感じます。この岩を割る必要があったのは多分飯田から川を使って物資を運ぶため。飯田街道1本だった輸送経路を水路も足す方向で考えたのか。果たして本当の理由は何か分かりませんが、豆矢跡は相当古いのです。

巴川の鮎を食べてようやく夏の終わりを感じました。今年の夏は暑かった。そして秋が極端に短くなりました。これからどんどん季節というか、四季が分からなくなるのでしょうか。私たちの仕事は暑さはちょっと厄介です。石の表面温度は60度くらいありますから。早く涼しくならないでしょうかね・・・。